仕事を辞めて空白の期間がある場合、転職の際に不利に働く場合があります。これは介護士に転職を考えている人にも同様だといえます。会社は、休職した社員に関しては休職中の給与を保障する義務がないので、制度などをちゃんと知っておく必要があります。制度を知らないと、仕事を長期に休んでしまうと収入がなくなるので仕事を辞められないと思い込んでさらにつらい状況に陥ってしまうというケースがあります。実は収入がなくなったとしてもお金を受け取れる制度は主に2つあり、1つは「休業補償給付金」という制度です。これは業務内や通勤中の負傷・疾病が理由で休む場合に、賃金の代わりに受け取れるお金のことです。もらえる額は、平均賃金の6割程度ですが、条件として医療機関の証明が必要で、労働基準監督署へ提出が義務付けられています。もう1つは、「傷病手当」です。この制度は健康保険に加入している人への制度です。こちらも1つめの制度と同じように平均賃金の6割程度を保障され、手当を受けるには医療機関の証明書、診断書や会社の休業証明書を取り、健康保険組合への提出によって認められます。しかし転職活動となると、休業の理由によってはプラスにもマイナスにもなります。育児や介護といった理由の場合には、法律で不利になるようにしてはならないと定められています。もし面接の際には、現在は問題は解決していることと、今後の業務に支障をきたさないといったアピールが有効になります。